華さんと学ぶ 後悔したくない初めてのクルーズ 船旅

【陸クルーズニスト華と豪の豪華客船に乗りに行こう】

【ガンツウ】調べるほどに乗りたくなる瀬戸内の豪華客船


    • 豪さん、瀬戸内の海だけを走る豪華客船って知ってますか?

    • 「瀬戸内に浮かぶ小さな宿」がコンセプトの【ガンツウ】のことですか?

    • そう、そう。話に聞くととても魅力的で。

    • そうですね。大きさは小型だけど、ラグジュアリークラスの豪華客船ですよ。

    • そうらしいですね。もう少し詳しく教えてくれますか?

    • ええ。いいですよ。ではガンツウのことみてみましょう。


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超高級老舗旅館のような豪華小型客船【ガンツウ】

せとうちクルーズが運行する「瀬戸内に浮かぶ小さな宿」ガンツウ。こちらは2017年10月17日に就航されたラグジュアリー船です。「ガンツウ」とは青色の小さなカニ「イシガニ」のことです。このカニは網を切ってしまうほどの力強いハサミを持ち、身はワタリガニほど入ってはいませんが、とてもおいしい出汁が取れ地元の方々から愛称でガンツウと呼ばれています。

この船も瀬戸内の地元の伝統や文化を大事に愛される船として「ガンツウ」と名付けられました。建築家の堀部 安嗣氏が設計したこの船は切り妻屋根にバルコニーではなく「縁側」があり、木材をふんだんに使用した客室はとても贅沢な作りになっています。

贅沢と言っても外国船や他の日本船とは違い豪華絢爛というよりは本当に無駄をそぎ落とした日本の良さを最大限に表している超高級旅館のような仕様になっています。外国船のラグジュアリー船が五つ星のホテルの仕様やサービスを受けられるとしたら、この船はまだまだ新しいですが、日本の超高級老舗旅館の仕様やサービスを受けられる船といった感じです。どちらが良いというよりはどちらがより、好みかという違いになります。

広島の尾道「ベラビスタマリーナ」から発着し、おもに2.3泊のクルーズで瀬戸内の海だけを航行しています。一度港を離れると時速18キロで走り他の港には着岸せず搭載されたテンダーボート(小舟)で各地に上陸します。

夜も港には寄らず島影に錨泊(錨をおろして一か所に留まること)して過ごします。なにもかも従来とは異なる客船になっています。

地元の食材を使用したお食事はまさに日本食の極み。船上で頂けるのはとても贅沢です。室内の調度品やアメニティも瀬戸内海沿岸の生産品を厳選して地元と密着してお届けしている客船になります。

ガンツウの仕様

ガンツウの大きさは、総トン数3,013トン・全長81.20m・型幅13.75m。乗客定員38人・乗組員数46人になります。同じラグジュアリー船で日本船の飛鳥Ⅱで大きさが総トン数50,142トン・全長240.96m・型幅29.60m。乗客定員872人・乗組員数470人です。

乗客と乗組員の数をみてもお分かりになると思いますがガンツウは乗組員の数が乗客より多い定員数になっています。各エリアに専門のクルーを配置し、行き届いた贅沢なおもてなしを受けることができます。

客室は4種類あり全部で19室しかありません。このすべての部屋がオーシャンビューのテラス付きのスイートルームになっています。

「ザ ガンツウスイート」は1部屋しかなく露天ぶろ付きで90㎡の広さがあります。
「グランドスイート」は2部屋しかなく露天風呂付きで80㎡の広さがあります。
「テラススイート」の露天ぶろ付きは2部屋あり50㎡の広さ。
「テラススイート」の内風呂付き14部屋あり50㎡の広さになります。

お部屋に露天風呂がなくても海の見える大浴場があるのでそこでは海を見ながらゆったりお風呂に入ることができます。料金はオールインクルーシブで2泊で二人で1室使用したときは、お一人40万円からになっています。

「ただ過ぎ行く時を愉しむ」ガンツウでの一日

ガンツウでの一日はチェックインして船に乗り込むとお部屋担当のクルーの方がお迎えに来てくれてお部屋へそのまま通されます。夕方3Fのデッキで一口おつまみを頂きながらウエルカムシャンパンでくつろぎます。

夜になるとメインダイニングへ通されて瀬戸内の食材から好みの物を選んで、調理法も選び要望に合わせて調理してもらいます。和食だけでなく洋食やお鮨もいただけます。基本オールインクルーシブですが一部別途代金を頂くこともあります。

食事の後はカフェバーでオリジナルカクテルを頂きながら静かな海の上から街の明かりを見つつ静かな時間を過ごします。朝目覚めて、「朝のお散歩」へ出かけたり、お腹がすいたらダイニングで新鮮な野菜や果物を頂きます。朝食後はジムやスパでリフレッシュします。

テンダーボートに乗り込み「宮島」や「北木島」に上陸して行く「朝さんぽ」はまだ他の観光客がいないうちの静かな時を過ごせます。また牡蠣の水揚げ見学をしたり小型船で手釣りや釣りを体験することができます。

釣り上げた魚はその場で頂くこともできますし、ダイニングで調理してもらうこともできます。まさに獲れたてを味わえます。

ティータイムでは船尾のラウンジで目の前で作り上げられる和菓子、できたての和菓子を頂くことができます。「縁側」でも瀬戸内海の魚介の珍味や季節の甘味を頂くことができます。

夜は浴衣に着替えてお酒を頂きながら、地元の干物をつまみにゆったりとした時間が流れます。「ただ過ぎ行く時を愉しむ」それがガンツウでの贅沢な一日です。

陸を選びますか?海上を選びますか?

ガンツウは今までの客船とは全く違うコンセプトと仕様サービスです。瀬戸内のみを航海するという地元密着の地元に特化しこだわった客船です。使用される食材も港でその日に買い付けしますし、置いているアメニティ等も瀬戸内沿岸で作られているなかでも厳選されたものを使用しています。

そして、時速18キロという速度でゆっくりと島々を周ります。まさに「ただ過ぎ行く時を愉しむ」ためのクルーズです。ゆったりとした贅沢な時間を周ることで言えばJRの七つ星なども有名ですが、陸上で味わうものです。ガンツウは海の上からそれを愉しむことになります。

煌びやかな豪華絢爛の大型なものも良いですが日本独特の無駄をそぎ落とした中に残る美やおもてなしが味わえるのはどちらも一緒のようです。陸からいくか海から行くか悩ましいところですが、どちらも知れば知るほど乗りたくなる、旅してみたくなりますね。

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クルーズ経験豊富な博多 豪(はかた たけし)

クルーズ経験豊富な博多 豪(はかた たけし)

華の友達でクルーズ経験豊富な豪。体験談を華に伝え、豪華客船に関して知っていることを惜しみなく華へ伝えてます。

陸クルーズニストの福岡 華(ふくおか はな)

陸クルーズニストの福岡 華(ふくおか はな)

クルーズ経験は浅いが豪華客船に恋焦がれている主婦です。憧れすぎて独自に調べまくってかなり詳しい陸(おか)クルーズニストです。