【豪華客船船内新聞は情報満載】携帯電話とインターネットとWi-fi

- 豪さん、また心配なことが出てきました。
- うん？どうしたんですか？
- 今の世の中は情報社会でしょ？海上でどのように船内や外部との情報をとればいいの？豪華客船に乗れても情報に乗り遅れてしまうのではないかしら？！
- はははっ本当に華さんは心配性ですね。それでは私が教えてあげましょう。

【船内のアクティビティ情報】を知るには豪華客船の船内新聞

- 豪さん、豪華客船船内って広いですよね。どうやって船内のイベント情報をとったり、連れの方と連絡を取り合ったりしてるのですか？
- 確かにあんなに広い空間で、同室の方との連絡や、船内の色々な情報を知りたいときどうしているんだろうって思いますよね。
- はい。まさにそれです。同室の者とは24時間一緒でないとはぐれてしまいそうで・・・。
- はははっでは私が教えて上げましょう。

船内新聞

船内の情報を知るうえで欠かせないのが船内新聞（デイリープログラム）です。これはクルーズ中に毎日発行配布され、船内の情報が沢山載っている日刊新聞のことです。クルーにより毎日編集、印刷され、前夜に翌日分が各客室に配布されます。

船会社ごとに個性的な名前が付けられていて、たとえばプリンセ・スクルーズの
「PRINSESS PATTER」（プリンセス　パター）写真はコピーになりますが船内で快適に過ごすためには欠かせない情報がびっしりと書かれています。他にもロイヤル・カリビアン・インターナショナルの「CRUISE COMPASS」、カーニバル・クルーズ・ラインの「FUNTIMES」等々あります

船内新聞の内容

何が書かれているかと言えば・・・

※船内でどんなイベントを何時にどこでやっているというタイムスケジュール
※レストランやバーなどのお店の営業時間
※その日のドレスコード
※海外の場合は時差調整のお知らせ
※安全に関する注意事項
※その日寄港する港があれば、その土地の情報や注意事項
※出港までの最終乗船時間
※ショップやスパの値下げなどのお得情報
※キャプテンやクルーの自己紹介等々

本当に大事な情報が載っていますので隅々までチェックしましょう。言語は海外船でも日本発着クルーズなら日本語で発行されることがほとんどです。又、日本人に人気の地中海やアジア等のクルーズなら日本人スタッフが乗船することも増えています。日本人スタッフが乗船するときは日本語でほぼ配布されますので言語に不安がある方にも安心です。

船内情報も紙でなくデータ、スマホアプリ

最近では紙で発行されるのではなく、スマホの船内専用アプリで船内スケジュールを見ることができるようになっている船も出てきています。この場合も日本発着なら日本語に対応しています。

船内でお連れ様と連絡を取る方法

前述のアプリをインストールすると船内にいるお連れ様との連絡や各種サービスの予約も出来るようになっています。又、船内でのみ使用できる携帯を貸し出している船もありますので、それで連絡を取ることができます。そのような物がないときは部屋に100円均一のホワイトボードを置いておき、お互いの行先や連絡先などを書いておいてメモ代わりにすると便利です。

- はぁ～船内新聞とは、よくできてますね。
- 安心しましたか？
- はいっ船内の情報や連絡の取り合いはこれでばっちりですね！でも・・・船の外部との連絡はどうなるのですか？インターネットってつながるのですか？
- はははっそうくるだろうと思って。教えて上げましょう。

豪華客船の船内でもインターネットは繋がります

今はネット社会。インターネットが繋がらないと不安になる方もいらっしゃると思います。結論から言えば船内はWi-fiを完備していてインターネットは繋がります。

ただ船からデータ通信料を購入して、購入した船内の皆さんで使用するようになりますので有料にはなりますし、沖合を航海中は通話は繋がらないことがほとんどです。衛星通信のためインターネットも接続しにくい場合があります。

又通信料もお高めです。15分いくらという設定もあれば、船により1日単位だったり、1クルーズ単位などのパックにするとお安く買えることもあります。また船のクラスでラグジュアリークラスの海外船籍の中には上級客室の方対象ですがWi-fi利用が無料になるサービスを始めた会社もあります。

- では、船内、海上でもWi-fiでインターネットは繋がるが高額で、速度も遅いということですね。
- そういうことですね。
- この機会に、せめて海の上を航海中くらいはインターネットから離れてみるのもいいかもしれないですね。
- そうですね。それもいいかもしれませんね。

【寄港地での情報】ネット環境・添乗員

- 豪さん、じゃあ海外の寄港地に着いたときはどのように情報を得ているのですか？
- そうですね、それについても書き出してみましょう。

日本国内の寄港地であれば、もちろん日本語が通じますので、ツアーの添乗員の方や船内新聞、寄港地の観光案内所等で情報を得ることができます。又スマホ等インターネット環境をお持ちの方は陸に降りれば普段と変わらず使用可能です。

海外の寄港地の時は、日本語のスタッフが同乗していれば良いのですが、そうでない場合は英語もしくはその土地の言葉で色々調べていかないといけません。やはりご自身の使い慣れたスマホなどでネットにつながると日本語検索もできて安心ですね。

ただ、言語ですが今は無料アプリがあり音声翻訳もできます。オフラインでも使用できる翻訳アプリもありますので、そのあたり大変便利ですね。

【フリーwi-fi】

寄港地に着けば港にはたいていフリーwi-fiがあります。また昨今は町中へ行けば日本以外の外国でもカフェ等にもフリーwi-fiを用意している場所が多くなってきました。そちらに繋いでインターネットを使用することも可能です。

ただし、セキュリティの問題とその場所から離れられないという点と多くの方が使用するときは繋がりにくいというデメリットがあります。ネットを何に使用するかで変わってくるので一概には言えませんが、使用するものがメール確認やSNS確認程度であれば港のフリーwi-fiで十分だと思います。

【ポケットWi-fi】

しかしまだまだフリーwi-fiがない場所は多いです。移動しているときやフリーwi-fiがないときにもネットに繋ぎたいと思った時はポケットWi-fiをレンタルするととても便利です。

1台を複数人で使用したりもできますし、空港で受取、返却ができるWi-fiもあります。事前に自宅へ郵送したり、郵送で返却するという会社もあります。

知らない土地の美味しいお店の情報や観光地、道順等今はネットに繋がれば簡単に情報が手に入ります。海外寄港地でネットに繋ぎたい、フリーwi-fiがある場所を求めてさ迷い歩きたくない、といった時はやはりポケットWi-fiを借りておくと安心して観光ができますね。

まとめ

インターネットがない状況でも、海外でも国内でも、陸の上でも海の上でもどこでも情報を得るというのは快適に安全に過ごすためにはとても大事ですね。

【翻訳アプリ】の凄さ体験談

以前飛行機に不具合があり目的の羽田空港ではない関西空港に緊急着陸しました。一度飛行機を降りその後再び飛行機に乗って目的地へ向かったのですが、その際お隣に中国から来られた親子が乗っていました。

英語でもアナウンスはされていたのですが、やはり理解はされてなかったようで、「何故私たちは又飛行機に乗ったのですか？」と聞かれて、「ここは羽田ではなく関西空港です。飛行機にトラブルがあり一度降りました。今から再び羽田へ向かいますが、整備の結果によってもしかしたら今日はもう飛ばないかもしれません」と伝えると「えー！」とびっくりされて、そこらか色々と又会話しました。

結果飛行機は無事に飛んでその日のうちに羽田へ着いたのですが、その時に交わしたのが中国語と日本語でした。こんなに詳しく会話できたのは、スマホのアプリをその方が入れていて会話できたのです。変換がスムーズではないこともあったようですが、意思の疎通はできましたし、内容も理解されてました。

もし自分が反対の立場でアプリがなかったとしたら、全く理解できなくて不安だろうなとその時感じました。私も海外へ行くときは翻訳アプリを入れて行こうと思いました。

【スマホ充電器】

そしてもう一つスマホ等の機器類に頼ることが多くなってとても重要になってきたのが充電です。上記の飛行機トラブルの時、私は残り数パーセントしかなくギリギリでハラハラしながら家族と連絡を取っていました。他の方も一度関西空港で降りた時は皆さん電源の奪い合いでした。この経験から私は充電器は本当に必要だなと思いすぐに探しました。

辞書やパンフレット、旅行案内本は持たなくても、旅行先では充電器は常に持ち歩く必要が出てきました。電気機器に頼っている分、使えなくなると電話番号さえ覚えておらず何も身動きできなくなるので充電器はとても重要です。