豪華客船の揺れは船酔いしたことがある人でも怖くない
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大型のクルーズ用の客船と交通手段のフェリーの違い
クルーズ用客船
大型のクルーズ客船、豪華客船では大きなものだと5,000人超えの人を乗せます。全長が360m以上、23万トンほどにもなります。
そうなると大型のリゾートホテルが宿泊部分と施設部分込みで移動している、もしくは大型ショッピングセンターが宿泊施設と移動しているようなものです。なので波やうねりの影響を受けにくいのです。
それより小さめの船だったとしても「フィンスタビライザー」という船の櫂のようなものが水中の船の真ん中あたりに、横に出てつけられています。これはコンピューターで制御されていて波やうねりの影響を抑えてくれるので揺れにくいのです。揺れをなるべく避けたいのであれば4万トン以上の船にのることを考えてみましょう。
又、豪華客船はその場所のベストシーズンを考え、天候の安定した海域を選んで航行します。なのでほとんど揺れないといわれてます。
台風が来ても欠航はほとんどありません
船は飛行機と違って海は広く港が沢山あります。ワンナイトクルーズなどのショートクルーズはどうしても寄る港の数が少ないので台風がきたら欠航ということはあるのですが、数か所寄港するツアーだと台風が来るなという情報があれば予定を変更して先に寄港先を一つ飛ばして次の港へ行き台風をやり過ごしてまた海に出るというように、寄港先を一つ減らしたりします。
また北海道方面へ行くコースを全く逆の九州方面のコースに変更するといったこともするそうです。これはキャプテンの判断で決行されます。キャプテンは船に乗っているお客様、クルーすべての安全第一に考えて航路を決めます。
わざわざ台風の中を海に出て危険を冒して決められた航路をその通りにいくということはしません。キャプテンは台風が発生したての小さいうちからその台風の動向を観察しているそうです。なので全く航行しない欠航ということはあまりないと思っていただいてよいと言えます。
フェリー
フェリーは、例えば700人ほどを乗せたとしても全長153m1万トンだったりと、もともと船体の大きさが小さいので、波の影響を受けやすいです。また、生活している方々の交通手段であったり荷物の運搬手段でもあるので、決められた時間に目的地に着くことを優先的に考えます。
天候によって揺れないために遠回りして時間をかけて行こう!という考えにはならないのです。あまりひどい天候だとそもそも出発もしない、運休となります。
揺れるのは豪華客船の航行するエリアも関係します
揺れにくいと言われるエリア
たとえば大陸と島々の間を航海するアラスカなどは揺れが少ないとされてます。カリブ海のような島々に囲まれていて、1年を通し穏やかな場所もあまり揺れないとされています。国内だと瀬戸内海等が同じような条件になります。
揺れやすいと言われるエリア
逆に小笠原諸島など太平洋の真ん中にぽんぽんとある島へ行くクルーズは揺れやすいようです。地中海から大西洋に出るジブラルタル海峡、南極へ行くドレーク海峡、関門海峡などの海峡も揺れるとされています。
太平洋や大西洋のような大海原を航海する時はどうしても天候に左右されます。
揺れるのは豪華客船の航行する時期やシーズンも関係します
春
地中海は一年中人気ですが春から夏にかけてが比較的穏やかでベストシーズンです。
夏
夏の北欧スカンジナビアの方面やロシアに寄港するバルト海なども大陸があることもあり揺れにくいです。短いですが夏のアラスカも人気です。
秋
北米・東西海岸は秋が自然美溢れそれらを一目見ようとクルーズに人が集まります。
冬
カリブ海は1年を通して暖かい気候で良いとされてますが中でも冬から春は台風が少ないのでさらに人気です。オセアニアは北半球が冬の11月から2月あたりは暖かさを求めてオンシーズンになります。
通年
ハワイや川のクルーズ、リバークルーズは通年オンシーズンです。
揺れるのは豪華客船の客室・キャビンにも違いがあります
船の真ん中辺り下側のフロアは揺れにくいと言われてます。ただ船によってはエンジン音を感じる方もいるようです。
お高いスィートルームは船首だったり船尾だったりすることが多いですが、そうするとかえって揺れを感じやすかったりするのでお気を付けください。船内中央のスイートルームは上の階の方が一般的ですが、上の階ほど揺れやすいということで、あえて下の方を選ぶ方もいらっしゃいます。
船内図
予約を入れる際は船内図をご覧いただき、宿泊する部屋の周りがどのようになっているかも確認しておくと良いでしょう。夜遅くまで開いているパブ、クラブなどが近くで、プチ騒音に悩まされないように。でも逆に近くて毎日通えて楽しいかもしれませんね。
船内の真ん中辺りや、エレベーター近くは色々な場所へ移動しやすく船内で長期間過ごすには便利なこともあり、人気の客室エリアになります。予約前に船内の配置図は目を通して、希望を伝えてみましょう。まだ部屋が空いていれば入れる可能性がありますので旅行会社に問い合わせてみましょう。
乗船後、お隣の部屋のお客様の騒音に悩まされるときは、クルーに相談してみると変更していただける場合もあるようです。しかし、こればかりは絶対とは言えませんので、それも含めて楽しむ!くらいの余裕で旅行したいです。
それでも豪華客船で船酔いしちゃった 安心してください対処できます
事前にできる事
まず船酔いしにくい状況にしておくために、たっぷり寝て睡眠不足は避けましょう。空腹を避けるため軽食でも良いのでとりましょう。水分もたっぷりとりましょう。
これは船酔いを避けるためだけというよりは、健康に過ごすための日常生活の心得と同じです。
きついときは
船乗りさん達はりんごを食べるようです。これはクルーに伝えれば用意してくれることもあるので相談してみましょう。炭酸ジュース・炭酸水も飲みすぎなければすっきりするようです。チョコや飴などの甘いものを少し口に入れることもされてるようです。
他にはデッキに出て進行方向を向き風に当たり、水平線や景色があれば遠くを見ると気分転換になるようです。試してみても良いかもしれません。
豪華客船は全く揺れないわけではありませんが大丈夫
いかに通常の状態・体調・快適な環境に近づけるか
豪華客船は揺れて船酔いしますか?という問いに対しての私なりの考えをまとめると、普段揺れを感じていない陸上の状態にいかに近づけるかが重要になってきます。揺れや物音、匂いや景色等心地よいと感じるかどうかはかなり個人差がありますので一概にこれで大丈夫ですとはお伝えしにくいのですが、船旅はまさに船の中をも楽しむものです。なるべくご自身の快適さ、陸の上の通常の状態に近づけるようにしましょう。
その為には一番最初の船旅では、航行するエリア・季節・船内での居住場所などを事前に調べておくことが必要です。それがご自身の快適な環境に近づけることになります。
船酔い経験あり、つわりに似てる!?
船酔いに関してなのですが、私も経験があります。それはダイビングをするために沖へ向かう小さい船でした。なるべく揺れない真ん中にいたり、遠くをながめて紛らわしていましたが、しかしつらいものです。
余談ですがつわりも経験があります。つわりもかなり個人差があるのですが私が経験したつわりはとてもその時の船酔いに似ていました。「つわりは、船酔いに似ていて、それがずっと続く感じ」と、つわりのことを聞かれたら説明しているくらいです。
つわりを乗り切ったのはこれっ
そのつわりの時に私がのりきったのが無糖の炭酸水でした。とても匂いに敏感になっていましたし、甘味があったりすると飲んだ後の味が口の中に残るのが嫌で無糖の炭酸水を飲んでました。当時まだ無糖の炭酸水はあまり出回っていなくてとりよせていました。今は味付き炭酸も大好きですがつわりの期間だけは他のものは口に入れたいと思わなかったです。
友人は、つわりの時は朝起きてまず一口、チョコや飴を口にすると、少し軽減した気がすると言ってました。船酔いがきついときに紛らわせれるかもにあったものってまさに私や友人が体験したつわりの時に紛らわせていたものに似ているな、と思いました。何かのご参考になればと思います。
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