【飛鳥Ⅱ】を間近で見るチャンス福岡 出航お見送りに行ってきました
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豪華客船出港イベント「セイルアウェイパーティー」
飛鳥Ⅱの「出港お見送りが間近でできる」と聞いて申し込み、行ってきました。このような出港時のイベントを「セイルアウェイパーティー」とも言います。これは豪華客船が港を出港する際に行われるイベントで、船内でクルーの方々がショーを行ったり、寄港地の現地の方々が港で行うショーを出港前に船上から見学したりします。
今回のセイルアウェイパーティーは市の消防音楽隊が演奏されてお見送りをします。一般の方々にも博多港岸壁を一部開放し一緒に飛鳥Ⅱを見送りましょうというイベントです。注意事項がいくつかあり、18歳未満の方は保護者同伴・立ち入り場所は港湾空港局が指定するエリアのみ・乗船客の顔の撮影、ドローン撮影は不可・フェンスなどの港湾設備には触れてはいけないなどがありました。
抽選のある見学会より参加しやすい出港お見送り
こちらは船内見学会と違い、参加できるかどうかの抽選などはありません。上記注意事項にあてはまっている方であれば申し込めば参加可能です。船内見学会は5倍から10倍ほどの競争率がありなかなか参加できません。また見学会はシーズンものらしく春から夏にかけて行われます。秋冬はいまのところ行われてないので、さらに見学会に参加できるのは難しいと言えます。
その点こちらは条件を満たしている方が申し込めば参加はできるので、豪華客船が間近で見れるチャンスです。今までは豪華客船の近くには行けませんでした。今回岸壁を工事で延伸したので初めて一般の方を入れてみるイベントを企画したそうです。
受付の表から代表者100名前後申し込みはあったようです。実際来られたのはどうでしょう50から60名ほどだったのではないでしょうか。あいにくのお天気で朝は雨が降っていました。夕方には雨は降っていませんでしたが、とても風が強く寒い日だったので今回申し込みはしたけど参加しなかった方も多かったかもしれません。
受け付けは16時からでしたが15時30分から着いて待っていました。受付を設置しにスタッフの方が来られていましたが風が強かったので集合場所である博多港のハーバーシティの施設の中に設置しなおしていました。
ハーバーシティという場所にはドラッグストアやコンビニがあります。客船にのっている方やクルーの方がちょっとした日用品などを買うことができます。ここは船に乗るためのセキュリティチェックをする博多港のクルーズセンターからは目と鼻の先で真正面になり徒歩2~3分といったところです。
お土産は博多港にいるゆるきゃらポート君のファイル
16時になり受付が開始されると続々と人が集まってきました。メディア取材も2社入っていてカメラマンのかたもいらっしゃってました。受付で名前を伝え、お土産の博多港グッズを頂きました。博多港には博多ポートタワーのマスコット「ポートくん」というゆるキャラがいます。豚骨ラーメンが好きで、子どもが好きな男の子ですがなかなかわいいキャラクターです。そのこがついたファイルを頂きました。
16時25分になりみなさんと並んで飛鳥Ⅱの泊まっている岸壁に向かいました。風がものすごく強い日で、(海に落ちない様に)海から離れて歩いてくださいと注意があったほどです。
いつもは閉じられているフェンスが開いていて中に入れました。しっかりロープで固定された飛鳥Ⅱがそこにいました。船体はシンプルで上品な女性性を感じる綺麗な客船だと思いました。
ロープ一本で分けられてる海外
船尾のほうではすでに消防音楽隊の方々の演奏とカラーガードのショーが行われていました。そちら側は一本ロープが張っていまして、入ることはできません。悲しいかな私たちは船首の方に行かされて音を聞くくらいでした。
その一本のロープはゆるゆるのロープでしたがその向こうは外国扱いでセキュリティーチェックをした人しか入れない場所です。日本は島国なので陸続きの国境がないから、不思議な感覚でした。
船の上ではお客様たちがそのショーを見に沢山デッキに出ていました。デッキではなく部屋から眺めている方もいらっしゃいました。20分ほど演奏が続きその間私たちは飛鳥Ⅱの写真を間近で撮ったりしていました。
このイベントに参加している方で中に知り合いが乗っているから来たという方が数名いらっしゃいました。携帯で連絡を取り合い、船首のほうに来てもらって手を振りあってました。クルーの方なのか「頑張ってください」という掛け声をかけている方もいらっしゃいました。
演奏されている間に陸とつながっている階段が船に収められていきました。演奏が終わり出港の合図の汽笛が鳴りました。間近で聞く汽笛はとても迫力があると同時に私には嫌な音でなく心地よい響きでした。
間近で見る出港の準備
そして船と陸を繋いでいる太い、ぴんっ!!と張っているロープはどうやってはずすのだろうと思っていると、船側からロープが緩められました。十分緩んだところで男性二人が待機していてすぐにロープを外しました。
垂れたロープは船内に勢いよく巻き取られて収まりました。ちょうど「飛鳥」のロゴが入っている場所です。そこには作業をするクルーの方がいて忙しく出港準備をする姿が見られます。船を間近で見れるとこのような光景も見ることができます。
紙テープは感動もの
そして船からどんどん投げられてくるカラフルな紙テープ!!船尾のほうにほとんどのお客様はいらっしゃったのですが、船首の方にまで来て私たちにも紙テープを投げてくれました。どんどん投げられてきて意外と届くものだなあと感心しました。
逆に「テープに気を付けてください」と声がかかるくらい頭に振ってきます。あれは当たると結構どころかすごく痛いでしょうね。お気を付けを。
私も緑のテープを拾えて船上のどなたかと繋がっていました。お顔とかどなたかなのかまではわからないのですが、船上の方と繋がっている感を味わえてなんだかとても感動しました。風がものすごく強い日でテープがかなり風で流されましたが強いものでなかなか切れませんでした。
何とも言えない豪華客船との一体感?!
そしてゆっくりゆっくり船は進みだし、全然見ず知らずの方々なのですが「行ってらっしゃ~い!!」と叫び手を振っていました。船上の方々も「行ってきま~す!!」と応えて、お互い通じ合えた不思議な感覚でした。
紙テープはいいですね。すごく感動します。ただあの大量にひっかかった紙テープはどうなるのだろうと思いますが、安心してください。海に落ちても溶けてなくなる水溶性のものが使われているとのことです。
そしてもちろんこちらの港側に落ちている紙テープや手元に残った紙テープも回収してきれいにしてくださいます。小さいお子さんは紙テープを記念に持って帰ってましたが私ももちろん持って帰りました(笑)
お見送りというと中に知り合いが乗ってる人しか行けないのではないかと思いがちですが、どなたでも参加できます。むしろ大勢でお見送りをし盛り上げたいという考えの様なので参加できる機会があればぜひ申し込まれてみると楽しいです。通常乗るときしか近づけない船にを間近で見ることができますし、紙テープで船の上の方と繋がれるのはちょっとした感動を味わえるので楽しいです。
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